楽天先発の田中将大投手(32)が今季18試合目の登板で、いずれもワーストの8安打5失点を許し、最短タイの5回85球で降板した。

6月30日以来7戦ぶりの黒星で6敗目。自身9連勝中だったソフトバンクに10年以来、11年ぶりに黒星を喫した。

2回に3点を先制してもらったが、まさかの展開となった。4回1死から柳田に安打を許し、続くデスパイネに2ランを被弾。5回2死走者なしから川瀬に左安、栗原に逆転2ランを浴びると、柳田に中前打、デスパイネに四球で2死一、二塁とし、牧原大に左前適時打を許した。3アウトを奪いベンチに戻ると、がっくりと肩を落としてうなだれた。

試合後、投球を振り返り「チームが先制してくれて、いい展開だったにもかかわらず、ああいう投球になってしまって残念ですね。悔しいです」と素直な気持ちを口にした。

2被弾については「両方とも全然ボールをコントロールできていなかった。構えているところと全然違うところにいっていた」と制球ミスを悔やみ「ホームランを浴びたところだけではなく、いい制球というところが今日はなかった。自分の投球を苦しくしてしまいました」と反省した。

ソフトバンクには10年4月18日の黒星以降、自身13戦9勝。7月13日の前回対戦でも7回1失点で今季4勝目を挙げていた。同戦以来5戦、約2カ月ぶりの白星となる5勝目を目指したが、つかめなかった。