2軍調整中の佐藤輝明内野手(22)がウエスタン・リーグ広島戦(由宇)に「4番右翼」で出場し、待望の1発を放った。

3-3の9回1死一塁。この回から登板した中田廉投手(31)の2球目をとらえた。カウント1-0から外角の直球を逆らうことなく左方向へ。打球は風にも乗り左翼フェンスを楽々と越えた。8月19日の1軍DeNA戦(東京ドーム)での23号以来1カ月ぶりのアーチに、ベンチ前では控えめな「Zポーズ」も飛び出した。

5回1死では広島先発の小林樹斗投手(18)の内角高めの速球を右前にライナーではじき返し7打席ぶりに「Hランプ」をともした。その後二塁に進塁し、荒木郁也内野手(33)の右前打で2点目のホームを踏んだ。

直近4試合は16打数8安打1本塁打で打率は5割。期待のルーキーがファームで着々と状態を上げている。

 

▽阪神平田2軍監督(佐藤輝の決勝2ランに)「4番の仕事をしてくれた。期待通りの1発だ。長打が欲しいところで逆方向に打ったのが値打ちがある」