首位ロッテが敗れ、優勝マジック点灯は24日以降に持ち越しとなった。主軸のマーティンが負傷離脱した打線は、ソフトバンク千賀から1点を奪うのが精いっぱい。投手陣も先発美馬が3失点(自責2)するなど4点を失い、投打で完敗を喫した。23日は佐々木朗希投手(19)が先発予定。右肩上がりの球威で、チームに再び勢いをつける。

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マーティンとの入れ替えで、この日1軍昇格した佐藤都が三塁打を放ち、藤岡の二塁ゴロの間に生還した。奪った得点は、8回のこの1点のみ。わずか3安打に封じ込められて完敗を喫した。最近の千賀の好調ぶりに「最少失点でも厳しい戦いにはなる」と覚悟していた井口監督は、「また明日、切り替えてやっていきたいと思います」とすぐに前を向いた。

19歳右腕に仕切り直しを託す。23日は、本拠地初勝利も目指す佐々木朗が先発。登板前日のこの日は「毎回フレッシュな気持ちで投げています」と引き締めた。前回登板の10日楽天戦では8回2失点で、プロ入り後の公式戦自己最速となる158キロもマーク。「全てにおいて、慣れだけです」と好調の要因をさらりと明かした。

開幕5連敗したチームだが、以降は3連敗さえ1度しかない。現在は10カード連続で負け越しなし。ずるずるいかないから、首位にいる。「前回も嫌な感じでは打たれていないので、嫌なイメージはないです」と言った頼もしい右腕。この日の完敗から切り替えてソフトバンク打線を封じ込め、M点灯、そしてVへリスタートする。【金子真仁】

◆ロッテの最短Mは24日 ロッテ●、オリックス○の結果、ロッテの最短M点灯は24日に延びた。条件は23、24日にロッテ○○、オリックス●●で、ロッテにM20が出る。