巨人中田翔内野手(32)が故郷・広島で2号先制2ランを放った。2回2死一塁、広島玉村の143キロを左中間席に放り込んだ。「打ったのは真っすぐです。チームの足ばっかり引っ張っているので、これからもっと打っていけるように、自分のスイングをしっかりしていきます」とコメント。8月22日以来、1カ月ぶりの快音。ベンチの坂本勇人からは、みこしを担ぐ“わっしょいポーズ”で迎えられた。

移籍後は打率1割台の低空飛行が続いた。9月11日に2軍降格を告げられた。降格初日からイースタン・リーグに出場。6試合で打率5割、4本塁打、13打点をマークし、1軍再昇格をつかんだ。

思わぬアクシデントにも見舞われた。6回1死一塁での第3打席。左足に自打球を当て苦悶(くもん)の表情を浮かべた。左翼フェンス際への大飛球も相手の好守に阻まれた。直後の守備からベンチに退き、代わって北村が途中出場した。