西武は自慢の山賊打線が振るわず連勝が2で止まった。3点を追う6回1死満塁から山川の犠飛で1点をかえしたが、ロッテ先発河村から2番手唐川に変わって以降は「勝ちパターン継投」の前にパーフェクトに抑え込まれた。これで自力でのCS進出の可能性が、再び消滅した。

辻発彦監督の主な一問一答は以下の通り

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-終わって見れば初回の3失点だけ。試合を振り返って

辻監督 そうだね。やっぱりその3点が痛かったね。あまりにもね。相手投手も、そういっぱい対戦してるわけじゃないけど、なんか適当にこう…荒れながらも的を絞りきれなかったんで。ちょっと難しかったですね

-4回、6回のチャンスでもう1点入っていれば

辻監督 もちろん。とにかく1点取らないことにはね。反撃にならないと思って(4回無死一、二塁で外崎に犠打)送らせて山川に期待したんだけどね。あそこで1点、早めに取っておけば、まだ展開は変わったかもしれないし。まあそのままいったかもしれないし…。それは分からないけどね。流れを変えたかったんでね

-相手の勝ちパターンからなかなか点が取れない

辻監督 別にそんなことはないけど。取れるときもあれば取れないときもあるだろうけど。ただ、それだけしっかり投げられればね。そんな誰だって打てるわけでもない。うちだって最初の3点で、そのあとはしっかりピンチはありながらも、よく踏ん張ってくれたと思います。ピッチャーはね

-先発平井は2回以降は良かったが、立ち上がりは何がよくなかったか

辻監督 いや、分からん。コースなりとか、いろんなところから見たわけじゃないからね。そこまでは言えないけど、ただもうちょっと強気で押していってもね。やっぱり変化球が多すぎたような気がするし。平井イコール真っすぐ、スライダーというイメージで来られるんで。やっぱり強気で初回から厳しく右バッターのインコースなりにいくようにしないと。それをしないとなかなか生きてこない。次の課題じゃない

-2番手の公文はいい仕事をした

辻監督 はい、素晴らしいです

-これだけ好投が続くと起用法も広がってくる

辻監督 そういう大事なところでいけるというところ。やっぱり三振取れるのは武器だからね。前に飛ばされたら点が入るというところ。そういう意味では見事だったと思います