今季限りでの現役引退を発表したオリックス西浦颯大外野手(22)が、試合前の円陣での声がけでナインを鼓舞した。背番号00のユニホーム姿でベンチに登場。ベンチ前の円陣に入り「優勝してください! 優勝してもらわないと困ります!」と声を張り上げた。

西浦は17年ドラフト6位で明徳義塾(高知)からオリックス入団。20年オフに国指定の難病の「特発性大腿骨頭壊死症」を発症。昨年12月に骨盤を骨頭へ移植する左大腿骨頭掻爬手術、今年2月に右大腿骨頭掻爬手術を受けた。今季は育成選手としてリハビリを続け、22年の復帰を目指してきたが、本人の申し入れで引退が決まった。自身のツイッターで「病気が悪化し引退を決断しました」と引退を決めた理由を伝え「最後に。プロ野球選手じゃなくなっても僕の将来の夢はずっとプロ野球選手です」と思いの丈をファンに届けていた。