市和歌山の松川虎生捕手(3年)はロッテが1位指名し交渉権を獲得した。

高校通算43本塁打の強打が売りだ。最速152キロ右腕の小園健太投手(3年)の女房役として、3年春にはセンバツに出場。本塁打こそなかったが、7打数4安打1打点と大舞台でも能力を発揮した。

夏は全国制覇した智弁和歌山に県大会決勝で敗戦。ただ同大会では16打数9安打8打点、2本塁打と「4番捕手」としてチームを、小園を支えた。敗戦後からは目標のプロ入りを見据えて準備を進めている。「打撃では変化球への対応や、木のバットを使って遠くに飛ばす練習をしている。1軍でバリバリ出る一流選手、打てる捕手が目標です」と力を込めた。

バッテリーを組んだ小園とともにプロ志望届を提出。「スタートの1発目から遅れないように。(小園と)相手として勝負したい。負けられない」と互いに高め合うつもりだ。

大阪府・阪南市出身、178センチ、98キロ、右投げ右打ち。