中日が来季の監督就任を要請したOB立浪和義氏(52)をグループ一丸で全面的にバックアップする。

球団はコロナ禍で球場の入場料収入などが激減しているが、大島宇一郎オーナー(57=中日新聞社社長)は「物には限度があるが、できるだけのことはしてあげないと」と、補強などでの金銭面バックアップを約束した。11年以来のリーグ制覇へ、親会社の中日新聞本社含めてサポートを惜しまない考えだ。

今季は安定した投手力を誇ったが、打線はリーグワーストの打率、本塁打、得点と攻撃力の弱さが下位低迷につながった。来季の打線強化に立浪氏も外国人大砲の獲得を要望する方向だ。大島オーナーは「俺も欲しいよ。突然、大砲が日本人から出てくるのか。(1試合平均)0・5点上がるだけで1点差負けが1点差勝ちになったりする。平均得点で最低でもそれくらい引き上げて欲しい」と、前向きだった。