DeNA木塚敦志コーチ(44)が15日、現役引退を表明した武藤祐太投手の思い出を語った。横浜スタジアムで投手指名練習に参加。23日の中日戦で引退セレモニーを行う右腕に、ブルペンを支えてくれた感謝を示した。

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武藤は(移籍して)最初は少し苦しんだ。黙々とやる選手で、1軍のブルペンでもクローザーとかセットアッパーとかと違って、プレーボールからブルペンにいる役割で待機してくれていた。僕らは「トップ」と言うのですが。

自分の体の準備もあるが、本当に入念に(試合の)準備してくれた。先発投手の変化に気付きながら、自分を鼓舞しながら準備してくれる投手だった。昨年は(コロナ禍で)大変な調整の中で、先発をやってもらった試合も数試合あった。(予定を超えて)もう1イニングいってもらったこともあった。

腕を振り切ってくれた投手だった。数字に表れない部分で、大きな貢献があった投手だった。感謝してます。