今季限りでの現役引退を表明した巨人亀井善行外野手(39)が、あこがれの「イチロースタイル」の演出で現役生活のラストを飾った。5点リードの5回1死満塁から代打で出場した。大拍手の中、元チームメートの対決に臨んだが三ゴロに倒れた。

6回表、一度はそのまま右翼の守備についたが、原辰徳監督がベンチから登場し、球審に交代を告げた。亀井は涙を流しながら、坂本勇人内野手らナインと抱擁しながら一塁側ベンチに歩き出し、ヤクルトベンチにも一礼。一塁側ベンチ前でも仲間に出迎えられ、最後は原監督と抱き合った。

 

【2019年3月21日マリナーズ-アスレチックス=東京ドーム】

日米通算4367安打(日本1278、米国3089)のマリナーズ・イチロー外野手(45)が、アスレチックスとの開幕第2戦(東京ドーム)後、引退を発表した。50歳まで現役続行を希望していたが、日米通算28年目の公式戦は2試合6打席で無安打に終わった。8回、右翼守備に就いた時点で交代。右翼の守備位置にまで足を運んだイチローは球場全体からの拍手に送られ、ゆっくり三塁側ベンチへ下がった。ナインと次々にハグ。先発の菊池には「頑張れ」と言った。オリックス時代、憧れ続けたケン・グリフィーJr氏ともしっかり抱き合った。