阪神が引き分けを挟んで4連勝を決めた。先発のルーキー伊藤将司投手(25)が、5回2/3 4安打1失点と好投し、10勝目を手にした。同じく新人の佐藤輝明内野手(22)が2回に約2カ月ぶりのアーチとなる24号3ランを放った。矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。

-伊藤将はプレッシャーのかかる試合で持ち味を出した

いやいやホントね、これで2桁(勝利)やし。もちろん俺らは絶対勝たなアカンという状況の中で、いろんな雑念というか、プレッシャーに感じるところもあったけど。まあまあ、そういうところではアイツ動じないで、もしかしたら逆にそこをプラスに考えて投げてくれたんかなって気もするし。きょうも調子自体はまあどうかなって感じはあったけどね、3点入って逆に、楽になるっていうより、今のチーム状況では逆に守らなアカンとか、そういうふうになりそうなところやけど。本当によくいってくれたんで。俺の中ではあそこ(6回途中)で、申し分ないというところで代えました。

-新人で開幕からローテを守った

いやいやもうありがたいよね。本当、1年間ローテで投げるってことだけでも大変やし、プロで1年間ずっと投げるっていうことはアマチュアではなかなか経験できないことなので。その中でも結果もしっかり出して、貢献してくれたというのもそうやし。高校、大学、社会人といろんな経験してきたものが、そのまま簡単に出せないんだけど、そのまま出してくれたというのは、これからもね、楽しみなピッチャーになっていってくれるのかなと思っています。

-及川も久々の登板だったが抑えた

1個のアウトやけど、めちゃめちゃデカいからね。

1/3やけど、しっかり止めてくれるというのはね。プレッシャーもかかるし、マイナスを考えればいろいろなことを考えてしまうけど。向かっていってくれて、意図したところにボールを投げられていたんでね。あの1/3が大きい。

-佐藤輝の1発

久しぶりやな。いつ以来や。

-2カ月ぶり

2カ月ぶり。一番というか、ええところで出てくれて良かったしね。打線もなかなかつなげて、つなげてというチャンスは少ないかなと思っていたんでね。そういうところでは最初に3点取ったというのも大きいしね。今後のことも考えて輝が打ったということも明るい材料の1つやしね。

-きっかけにしてほしい

もちろんいい攻めをされたら厳しいところもあるしね。でも、そうやってちょっとでも甘くなったり、ミスしてくれたところを仕留めるというところが出てくれば楽しみにはなってくるなと。きっかけは、どこでどうなるかわからないけど。もう1本出たしね。

-中押し、ダメ押しもあった

今正直チームの打線の状態がいいよとは正直言えない中でね、全員の気持ちでこうやってつなげてくれたっていうのも大きいし、誠志郎も守備もバッティングの方もね、しっかりやってくれてるんで、あの点数も大きいし、まあまあ全員で勝てたかなっていう。

-スクイズも確実に決めた

あれも追い込まれてからやから簡単じゃないんだけど、まあまあ、作戦なんて選手たちがやってくれてこそなんでね、島田がよく決めてくれたなって思います。

-優勝の可能性という意味でも大きな1勝

もちろんもちろん、それしか、もちろんないし、まあ、もちろんまだヤクルトが負けてくれないとっていう条件が付いたにしてもね、いいプレッシャーはかけられてると思うんで、残りひとつ、そこを目指して戦いきるしかないんで、今日までやることはしっかりみんなやってくれたし、できたと思います。