ヤクルトがDeNAに勝利し、マジックを1とし、中日と対戦中の阪神戦の結果を待った。

燕は強かった。1点を先制された直後の2回、村上とサンタナの連打でチャンスを作り、1死二、三塁からオスナの三ゴロの間に同点に追いついた。

燕はたたみかけた。1-1の3回1死満塁では、サンタナがDeNA今永から勝ち越しの2点二塁打。さらに1死二、三塁から、中村が左翼フェンス直撃の二塁打で続き、2点を追加した。

中村は「1打席目抑えられたので、絶対にやり返す気持ちで打席に入りました。気持ちで打ちました」と全員の思いを体現。高津監督も両手を大きくたたき、選手をたたえた。

気持ちを1つにグラウンドに立った。この日も試合前の声だしでは野手陣が肩を組み円陣を作った。前回優勝した15年シーズンの9月27日巨人戦で、当時現役の松元打撃コーチが発案。6年の時を経て24日の巨人戦(神宮)で採用すると、6-4で勝利し連敗を止め、この日も験を担いだ。

守っては、「高津マジック」でDeNA打線を封じた。先発の高梨が4回1失点と好投。5回からは継投策に入って、石山、田口を小刻みに起用し、6回からは高橋を今季初のリリーフで投入した。8回からは清水、マクガフの勝利の方程式で勝利を飾った。