中日の小笠原慎之介投手「(24)がさらなる進化に向けて、新たなトレーニングに取り組む意向を明かした。

今季最終戦となった26日の阪神戦(甲子園)で6回を無失点。プロ6年目で初のシーズン規定投球回をクリアした左腕は27日、ナゴヤ球場に姿を見せ「全身を使ったトレーニングを勉強したい」と今オフの課題を示した。

「陸上の投てき選手がしているような練習が前から気になっていたんです」。開幕からローテーションを守り、自己最多の8勝もマーク。終盤はコンディション不良で5回2/3に迫った規定投球回のかかる最終登板も危ぶまれたが、強い意志で壁を突破。休む間もなく新たなテーマを掲げた。

技術的な課題も「右手の壁、体重移動、左の股関節にしっかり体重を乗せる、右足をついてからの間、力むと腕が遠くなるのでなくすこと」と明確に把握だ。「新監督、新首脳陣と相談しながら」としながらも11月4日から始まる秋季練習では体力、技術力アップに精力的に取り組むことになりそうだ。【安藤宏樹】