広島佐々岡真司監督(54)の続投が27日、決まった。マツダスタジアムでの練習前に、球団から続投要請を受けて受諾した。

正式契約はシーズン最終戦終了後を予定し、単年契約となる見込み。鈴木球団本部長は「この2年間の采配の中で、反省点を生かして来年1年やってほしい」と3年目の指揮を託した。

今季は開幕から投打の歯車がかみ合わず、5月にはチーム内でクラスターが発生。戦力を落とした交流戦は3勝12敗3分けと大きく負け越した。外国人選手の不振が目立つ中、チャンスを得た若手が台頭。シーズン終盤に最大14ゲーム差あった3位巨人に一時2・5ゲーム差に迫る反撃を見せるも、3年連続Bクラスの4位に終わった。

佐々岡監督は「要請を受けたからには気持ちを切り替えて臨まないといけない。今季の反省を踏まえ、優勝を狙えるチームづくりをしていきたいと思います」と気を引き締めた。来季は、チームの再建とともに、結果が求められる。