日本ハムの新庄剛志新監督(49)が4日、札幌市内で抱腹絶倒の就任会見を行った。一問一答は以下の通り。

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-北海道にお帰りなさい

ああ、ただいま~。はい、帰ってきました!

-監督就任会見に臨んでいる気持ちを

正直、自分がいっちばんビックリしています。僕でいいのかなと思う半面、僕しかいないなって。日本ハムも変えていきますし、僕がプロ野球を変えていきたいなという気持ちで帰ってきました。

-オファーはいつ。初めて聞いたときはどう感じた

2年前、僕が48歳でトライアウトを受けるという発言をして、1年間、海外の方でトレーニングをしました。トライアウト前に、日本ハムの球団の方から「新庄さん、お元気ですか?トライアウト頑張って下さい。いつかまた会える日を、楽しみにしています」って1通のメールが来たんですよ。「よしよし、選手に戻れる。そのオファーだな」と思い、トライアウトを受けました。6日間という日にちしか(球団からの連絡は)待たない。6日間(待って)来なかったら、もう野球を辞めると。5日目たち、6日目たち、来ない。あらっ!? おかしいじゃないかと(笑い)。選手には復帰出来なかったんですけど…。あの1通のメールというものは、必ず何かある。自分で勝手に信じて1年間、12球団、2軍の選手のプレーを一生懸命、勝手に勉強して。「こういう姿って、必ず誰かが見てくれている」。それを信じて、10月12日に、なんと。僕が描いていた、この監督の話をいただいて。も~う、自分がやってきたことは間違いじゃなかったんだ。本当にやってきてよかったなという気持ちでしたね。

-球団からは期待されていること

優勝なんか、僕は一切、目指しません。高い目標を持ちすぎると、選手というものはうまくいかないと僕は思ってるんですよ。1日1日、地味な練習を積み重ねてシーズン迎えて、何げない試合、何げない1日を過ごして勝ちました。勝った、勝った、勝った、勝った。それで、9月あたりに優勝争いをしてたら、さあ! 優勝目指そう! って、気合の入り方が違うと思うので。そういうチームにしていきたい。優勝なんかは目指しません!はい。

-監督の就任要請を受けて相談した人は

いや、僕は相談するタイプじゃないんで。僕の人生は、相談する人なんかいません。相談する人は、もう自分自身なんで。即行動に移します。自分で決めます。

-オファーを受けてから返答は

もう、1秒! 1秒! お願いしますっ!やりまーすっ。すぐですよ(笑い)当然でしょ! だって、1年間それを目指してやってきたんですから。はい。

-決め手は

いや、いや、いや。もう監督になりたい。やっぱり、バリで生活をしてて、日本ハムの調子が上がっていない。3年間を見たときに、俺の出番だろという気持ちで過ごしていました。

-監督というものはどういった存在

うーん、イメージ的には堅い。なんかこう真面目な顔して、腕組んでやってるようなイメージ。これからは、僕が監督像というものを変えていきます!

-今思い描いている監督像は

これから1年目だし、どういうふうになるか分かんないんですけど、やっていくうちに僕がいることに対して、全国のみんなが僕の監督像というものを作ってくれると思うので。それを期待したいですね。

-名刺にはBIGBOSS SHINJYO

「監督」って皆さん、呼ばないでください。ビッグボース! ビッグボース! でお願いします。ビッグボースが好きなんですよ。新庄監督とかいらないです、僕。監督っぽいじゃないですか。ビッグボスでお願いします。選手も。

-ビッグボスにした理由

インドネシア・バリ島の方でビッグボスって呼ばれてた。それです。はい(笑い)。僕の人生って、そんなもんなんですよ。その時その時で、カンピューターで、こういうふうにしたいってものに突き進んでるだけなんで。小学校3年生が、ちょっと、中学生になったくらいですかねえ。

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