張本勲氏が21日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。「SMBC日本シリーズ2021」が開幕し、オリックスが劇的な逆転サヨナラでヤクルトを下し白星発進を決めたことについて語った。

張本氏は「久しぶりに迫力のあるゲームを見た。山本は日本一のピッチャーと言われていますから、(ヤクルトは)粘るだけ粘れ、たくさん投げさせろと、そういう戦法でいっているんでは。実際5回まで95球投げているから。その戦法はプラスになったと思う。これから山本が出てきても、いけるぞと。逆に山本は、しつこいバッティングするなということで、最後までもつれるんじゃないですか。ただ20歳の奥川はよく投げた、よかった。これから両チーム、混戦になると思いますよ」と推測した。

ゲスト出演した落合博満氏は「オリックスとすれば、山本が先発で落とせないゲームだった。まず勝ったことに一安心でしょう。ただ、あそこまで球数を投げないといけない状況を作ったヤクルト打線も侮れない」とコメントした。

試合は2点を追う9回、オリックスが無死満塁の好機をつくると、宗佑磨外野手(25)がヤクルト守護神マクガフから中前に同点適時打。続く吉田正尚外野手(28)が中越え二塁打を放ち試合を決めた。ミラクル劇に京セラドーム大阪はお祭り騒ぎ。パ・リーグ勢は18年の第3戦から13連勝となり、目指す25年ぶりの日本一に弾みのつく先勝になった。