オリックスの宗佑磨外野手(25)がチーム唯一の得点を導いた。

0-1の6回2死一塁から打席を迎えると、フルカウントからの6球目に食らいついた。121キロシンカーを引っ張ると右前打となり、右翼手のサンタナが失策。その間に一塁走者の福田周平内野手(29)が一気に生還して同点に追いついた。「フルカウントまでいっていたので、何とか塁に出られるように、それだけでした」と振り返った。

宗はこの日本シリーズでは17打数6安打3打点で打率3割5分3厘と好調。初戦では9回に同点に追いつく2点適時打を放ち、サヨナラ勝ちに貢献。23日の第3戦では3回に先制の右前適時打を放つなど勝負強さを発揮している。「良い集中力で打席をおくれている」と手応えも実感している。

チームは1勝3敗と後がない状況。それでも宗は、「もう行くしかない。あと3試合3連勝できるように全員でまたやっていきたいなと思います」と巻き返しを誓った。

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