BIGBOSS、似合っていますか? 日本ハム吉田輝星投手(20)が、決意の断髪を敢行した。今月下旬の秋季練習で新庄剛志監督(49)から、えり足のチェックが入った。「これ切った方がいいんじゃない。もうちょい似合う髪形にしたら、もっと人気出るよ。髪色はいいけど、髪形は自分の似合うやつにしてくれ」。掛けられた言葉を受けて、迷いなどなかった。個性的だと気に入り、伸ばしていたえり足を9ミリに大胆にカットした。

4年目の来季へ、まずはヘアスタイルからアピールを開始した。今季は登板1試合で未勝利。2軍では首脳陣から「将来エースになるため」と言われ、歯を食いしばり、鍛錬を積んできた。「今年があって良かったと、いつかエースになって言えるようにしたい」。えり足とともに悔しさを断ち切った。

この日は新しい髪形で契約更改交渉に臨み、60万円ダウンの推定年俸970万円で更改した。今オフは新庄監督から褒めてもらった直球を伸ばしながら、カットボールとフォークの精度を上げていく。11月の秋季キャンプでのブルペンで、直々に評価された。「直球以外も褒められるようになったら、先発としての幅が広がると思う」。まだ2軍落ちを恐れ「BIGBOSS」とは呼べず。「活躍して呼べたら。最初は監督、監督でいきたいと思います」と笑った。投球では合格点をもらいにいく。