ヤクルトが4勝2敗でオリックスを下し、2001年以来、20年ぶり6度目の日本一となった。1-1の同点で迎えた延長12回、2死二塁から代打川端がしぶとく左前に落とした。

ここまでの5戦中4戦が1点差。試合開始の午後6時の気温が7度という寒さの中で始まった試合だったが、この日も熱戦が繰り広げられた。

序盤は我慢比べの展開。ヤクルトは3、4回と得点圏に走者を進めたが、オリックス山本の前に決定打を欠いた。一方、ヤクルト先発高梨も走者を背負いながらも、切れ味鋭いフォークを駆使して、得点を許さなかった。

5回に試合が動いた。ヤクルト先頭のオスナが目の覚めるようなライナーで中前へ。犠打で走者を二塁に進めると、2死から塩見が左前へ。待望の先制点を奪った。しかし、その裏。オリックスも1点を奪取。試合を振り出しに戻した。

先発の高梨は1点リードで迎えた5回に同点打を許し、4回2/3を4安打1失点7奪三振で降板。後を受けたリリーフ陣がオリックス打線に得点を許さず、今シリーズ初の延長戦を制し、頂点に立った。

ヤクルト20年ぶり日本一、高津監督が10度宙舞う/日本S第6戦詳細>