ヤクルトが4勝2敗でオリックスを下し、2001年以来、20年ぶり6度目の日本一に輝いた。

【関連】ヤクルト20年ぶり日本一、高津監督が10度宙舞う/日本S第6戦詳細>

▼ヤクルトが01年以来6度目の日本一。

オリックス(阪急時代含む)との対戦は78、95、21年とすべて日本一になった。ヤクルトのシリーズ出場は8度目で、優勝率が7割5分。楽天が出場1度で優勝1度だが、複数回出場の球団ではヤクルトの優勝率が最も高い。前年最下位から日本一は60年大洋に次いで61年ぶり2度目。大洋を指揮した三原監督は、大洋監督就任前に西鉄監督でシリーズに4度出場し日本一3度。シリーズ初出場で前年最下位チームを日本一に導いたのは高津監督が初めてだ。

▼セ・リーグ球団の日本一は12年巨人以来で、パ・リーグ球団の連続Vを8年で止めた。パ・リーグ球団が3年以上連続日本一は6度あるが、連続Vを止めたのは60年大洋、78年ヤクルト、89年巨人、93年ヤクルト、07年中日、21年ヤクルト。ヤクルトが6度のうち3度止めた。これで日本一回数はセ・リーグ36度、パ・リーグ36度となり、セ・リーグが五分に戻した。

▼今シリーズは1点差5試合、2点差1試合。3点差以上がないのは57年西鉄-巨人戦(1点差4試合、引き分け1試合)60年大洋-大毎戦(1点差4試合)に次いで3度目。<1>戦から6試合連続2点差以下、1点差が5試合は初。また、今季のプロ野球は2軍では延長を採用したが、1軍はCSを含めて9回打ち切り。<6>戦は今季1軍で初の延長戦だった。