巨人からドラフト2位指名を受けたJR東日本・山田龍聖投手(21)が、113球の粘投も、8回に勝ち越しを許し、7回2/3を7安打3失点10奪三振で降板した。

プロ入り後は本拠地となる東京ドームのマウンド。巨人原辰徳監督(63)、水野雄仁スカウト部長(56)が見守る中、いきなりエンジン全開でスタートした。先頭ホンダ熊本の山本卓からスライダーで空振り三振を奪うと、続く中嶋をこの日最速タイの149キロ直球で2者連続の空振り三振。「よっしゃー!」と絶叫し、気迫を前面に押し出した。

序盤に2点のリードをもらう展開だったが、4回先頭の稲垣に、初球138キロ直球を右翼席に運ばれた。さらに2死球で2死一、二塁とピンチを広げ、代打和田に144キロ直球を右前に運ばれ同点とされた。その後も粘りの投球を続けていたが、投球数が100球を超えた8回、四球と安打で2死一、三塁。代打持永に外角低め147キロ直球を左前に運ばれ、勝ち越しを許して降板。逆転を信じてベンチから声援を送り続けた。