「ジャンボ」と呼んでください!! ドラフト6位の大阪ガス・末包(すえかね)昇大外野手(25=東洋大)の愛称が7日、決まった。この日神戸市内の飲食店で入団交渉に臨み、契約金4000万円、年俸1000万円で仮契約を結んだ。

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社会人時代のあだ名が「ジャンボ」だったことを明かし「広島でも『ジャンボ』と呼ばれるように、親しみやすい感じで言われるように頑張りたい」と笑顔でPRした。

由来は188センチ、110キロの大柄な体格からではなく、「ジャンボ尾崎」だ。末包の趣味がゴルフで、プロゴルフ界のスターから派生してチームメートに名付けられたという。ベストスコアは95。「確率は低いですけど…、当たれば350ヤードは飛びます」とニヤリ。都市対抗では2日の伏木海陸運送との1回戦で、東京ドームのバックスクリーンへ豪快な1発を放っただけに、破壊力は抜群だ。

東洋大時代は主に守備固め要員だったが、社会人2年目で参考にする打者を鈴木誠に絞り込んだことで才能が開花した。ドラフトの指名順位は広島のレジェンド新井貴浩氏と同じで、「はい上がってやっていける、いい例があるというのは本当に心強い。続けるように頑張りたい」と引き締めた。目標は「本塁打王」と「打点王」。遅咲きの「ジャンボ」が、広島に旋風を巻き起こす。【古財稜明】

◆末包昇大(すえかね・しょうた)1996年5月27日生まれ、香川県出身。坂出・白峰中の軟式野球部から高松商、東洋大を経て、19年に大阪ガスに入社。2年目夏から4番に座り、今年7月に優勝した日本選手権では5試合7打点の活躍で「打撃賞」を受賞した。50メートル6秒2。遠投100メートル。身長188センチ、体重110キロ。右投げ右打ち。