阪神は10日、望月惇志投手(24)と育成選手契約を結んだと発表した。背番号は61から124に変更される。

今季は4年ぶりに1軍当番がなく、望月は「支配下を勝ち取るということよりも、1軍で活躍するということだけを考えてこのオフ過ごそうと思う」と己にムチを入れた。

2軍戦では17試合に登板したが、0勝3敗、防御率9・25と苦しんだ。「1年間うまくいかず、いろいろ試しながら過ごしていた。うまくいかなかったことを無駄にせずに今年来年につなげていきたいと。必ず無駄なことだけじゃなかったと思う」と悔しさや失敗をバネに来季につなげる。

望月は15年ドラフト4位で横浜創学館から阪神に入団。18年は自己最多の37試合に全て中継ぎで登板した。主に先発だった19年は8月22日DeNA戦(京セラドーム大阪)で6回無失点でプロ初勝利を挙げた。通算成績は62試合登板で1勝1敗、防御率4・34。