日本ハムから自由契約となった大田泰示外野手(31)のDeNA入団会見が20日、横浜市内で行われた。東海大相模高校で通算65本塁打を放ち、横浜スタジアムで大暴れしたスラッガーが、再び神奈川を新天地に選んだ。獲得を決めた三原一晃球団代表も同席した。以下は大田の一問一答。(その1)

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-率直な感想は

大田 率直な感想は、すごく緊張してます。高校で広島から神奈川県の東海大相模に入学して、神奈川に縁があると感じた。高校時代はベイスターズの試合をtvkで見てきた。ここでユニホームで野球ができる。ユニホームに袖を通せて、うれしく、わくわくしている。新しいチームになるので緊張が混ざりながら、来年プレーをしている姿を想像している。

-オファーを受けた時の心境は

大田 安心した。自分にとって、思い出深い神奈川のベイスターズに声をかけていただいて、ここでプレーできるのなら、これ以上の喜びはない。

-三原球団代表へ。オファーの経緯と期待は

三原一晃球団代表 ノンテンダーが発表された時から当然、編成で確認をした。三浦監督がしたい野球、スピードを織り交ぜる野球にぴったりということで調査を始めた。発表、解禁となったタイミングでアプローチを開始し、交渉して決めてもらった。

-ベイスターズの印象は

大田 ファイターズに移籍してからですが、交流戦で横浜スタジアムでの試合ではライトスタンドが青に染まっていて、応援していた。いつも満員でちょっとうらやましいなと。その中でやれるうらやましさ。熱狂的なファンの中でやりがいがあるだろうなと。ファイターズもやりがいはありましたが、違った意味で自分を奮い立たせてくれると思う。

-チームの雰囲気は

大田 今、DOCKに練習に行かせてもらってますが、リハビリの選手や若い選手が多い。僕も30歳超えちゃって、若手の選手とコミュニケーションとるのは恥ずかしいです。これからしっかりコミュニケーションを取りながら、野球の話をして、野球がうまくなるような、自分にとってプラスになるように。

-三浦監督と話はしたか

大田 監督ともお話しさせていただいた。「今年は最下位だったけど、来季は優勝を目指す。優勝してみんなで喜びを共有したい」と熱い思いを何度も言っていた。以前ファイターズではBクラスが多かったのですが、優勝して歓喜の輪に加わりたい。三浦監督をなんとか胴上げできるように、戦力として貢献したい。

-移籍が決まって日本ハムのファンとお別れの機会がなかったが、日本ハム時代はどうだったか

大田 本当にありがたい。ジャイアンツで8年やった後、トレードでファイターズに移籍して、たくさんの経験をさせていただきました。レギュラーでしか味わえない苦しさや喜びをたくさん経験させていただいた。ファンの方々がいつも温かい声援を送ってくださった。感謝しかないですし、ファイターズファンには僕のことも陰ながら応援してほしい。そのためには、僕が一生懸命やる姿を届けないといけない。ベイスターズのファンにも認めてもらえるように、野球選手としてベイスターズの一員として野球を盛り上げて頑張りたい。

-横浜スタジアムへの思いは

大田 高校時代、皆さん知っていると思いますが、3年連続決勝で負けている。必ずプロ野球選手、ベイスターズの一員として横浜スタジアムで胴上げしたい。優勝の瞬間、グラウンドに立っていたい。今まで悔しい思いしかしていないので、必ずこの悔しい思いをプロの世界で優勝という形として出せたら、選手として僕もうれしい。三浦監督を胴上げできるように、優勝に導けるようにやっていきたい。

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