DeNAがタイラー・オースティン外野手(30)と来季からの3年契約で合意したことが21日、分かった。

年俸は3年総額8億5000万円規模で、4年目は球団側に選択権があるオプションが付くもようだ。オースティンは東京五輪で米国代表の主砲を務め、銀メダルを獲得。ベストDHに選出されるなど、実力を世界にアピールしたため、メジャー流出が心配されていた。

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オースティンは今季、初出場が4月中旬にずれこみながらも打率3割3厘、28本塁打、74打点と好成績を残した。五輪でも打率4割1分7厘、2本塁打、OPS1・254と大暴れ。走塁でも献身的なプレーでチームをけん引した。来季こそ球団側オプションがあったが、新たに長期契約を結び直した意味は大きい。

12球団最強レベルの打率3割、2桁本塁打という外野トリオが堅持された。中堅桑原が4年契約を結んだ同時期に、助っ人右翼が残留を決めた。左翼佐野も健在で日本ハムから大田も加入。最下位から24年ぶりの優勝へ向け、戦力は充実の一途をたどる。(金額は推定)