巨人は12日、国際協力機構(JICA)と連携協力協定を締結した。

15年1月に開発途上国における野球普及、振興のために結んだ協定の期間終了を受け、新たに協定を締結した。期間は5年間。

従来のオンラインでの野球教室やJICA海外協力隊員による野球指導に巨人のノウハウを活用といった活動に加え、新設された巨人女子硬式野球チームによる途上国の女子選手への指導や野球教室を通じての社会啓発活動などを行う。13日にはバングラデシュ代表へのオンライン指導を実施し、同26日にはフィリピン・ミンダナオ島へのオンライン野球教室を実施する。

都内の球団事務所での署名式に出席した今村司球団社長(61)は、球団初の満塁本塁打を放ったのがかつて所属したフィリピン出身選手のアデラーノ・リベラだったという、同国との縁の深さを表すエピソードを披露。将来的に同国の球場を改修する構想もある。今村社長は「ジャイアンツがJICAさんと一緒になって、世界に野球を推進していこうと思っています」と語った。