BIGBOSSが最強ユニに昇華させる。日本ハム新庄剛志監督（49）が21日、就任後初めて「背番号1」のユニホーム姿を披露した。札幌ドームで行われた新ユニホームと新ロゴの発表記者会見に出席。11年ぶりのニューデザインにいきなりダメ出しも、チームが勝つことでオーラを出すと宣言。自ら発案したチームスローガン「ファンは宝物」を胸に、新たなユニホームで新伝説をつくる。

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札幌ドームに巨大なBIGBOSSがNO・1ポーズを決めて登場した。11年ぶりに刷新されたユニホームのお披露目。プロジェクションマッピングのような特別演出が終わると現役時代と同様に赤のリストバンドを着用し、サングラスに帽子の下にはバンダナも巻いた新庄監督が生登場。白い息を吐きながら「ファンの皆さん、暴れまっせ～」と決めて反転し、背番号1を初披露。そして、札幌の冬空に花火が上がった。

記者会見はまさかのダメ出しから始まった。「正直言いますと、自分のイメージした感じのユニホームではなかった」と勢いよく前振りをし、伝えたいメッセージを続けた。「でも、ユニホームってチームが強くなったらオーラも出てくるし、カッコよくなると思うんですよ。それをね、つくっていきたい」。自信を持って言った。

新ユニホームは、北海道の澄んだ空と海をイメージしたファイターズブルーが基調。シンプルなデザインとなり、初めて胸番号も採用された。新庄監督の左胸にも「1」が輝く。数字のフォントについては「僕ね、カクカクした1番が好き。ちょっと来年、変えたい」とニヤリ。ただ、背番号1については「シーズン中に1番をつけさせたいなと思う選手が出てきたら、すぐに変えます。そんなに1番はこだわっていない。選手が1番を付けるべきかな」と予告した。

ユニホームの着こなしについては一石を投じた。「最近、選手のユニホームの着こなしってダボダボてしてないですか？　裸になったら、めちゃくちゃいい体をしているのに。ラインをユニホームで崩している気がする」。この日のために1カ月間のトレーニングで肉体を仕上げ、採寸もセンチ単位で6回。最高のボディーラインからスーパープレーで魅了するのが新庄流。「ウチのチームはスリムな感じでやりたい」と選手とも話し合っていく。

今季のチームスローガンは「ファンは宝物」。BIGBOSS発案で「僕の野球人生は球場に来てくれるファンの方に、どう喜んでもらえるか、どう感動させるか。その思いだけ」。新たなユニホームをBIGBOSS色で染めて、最強イメージをつくりあげる。

○…球団のプライマリーロゴも、本拠地を北海道に移転後は初めてリニューアルされた。ひし形は北海道の形と野球のダイヤモンドをイメージ。ホームユニホームの象徴である左右非対称のデザインも導入し、北海道旗にある七光星も描かれた。Fの文字の中心に入るラインは挑戦の道を示している。