中日の新人6選手が22日、視覚機能検査を受検。ドラフト1位ブライト健太外野手(22=上武大)は10項目中5項目で1位になり、6人のトップとなった。

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◆イチロー 96年に「田村スポーツビジョン研究所」はオリックス41選手のデータを収集。動体視力全般のテスト(800点満点)でイチローは687点でトップ(平均612・9点)。瞬間視テストでも80問中67個(平均49・8個)で最高点をマーク。

◆動体視力の方が 中日小川(元西武)は10年、動体視力が両目1・3で、静視力の1・2を上回った。通常は静視力の75%程度で「両目なので機械ミスではない。こんなケースは初めて」と担当者。

◆ボールが止まって 「打撃の神様」川上哲治は50年8月に「ボールが止まって見えた」。後年に日刊スポーツで「実に不思議で初めての感覚だった。オレンジ色の糸の縫い目まで、1つ1つ数えることができるぐらい鮮やかに見えた」と明かしている。

◆ボールが大きく 11年に横浜スレッジは開幕4戦で5本塁打し「今はボールが大きく見えるんだよ」と名言? 

◆広島長野 巨人時代、中堅の守備中にファウルボールが記者席に飛び込み、記者が捕ったのを見ると「ナイスキャッチでしたね」。約150メートル先も視界にとらえた。

◆視力1・5から 阪神糸井は日本ハム時代の11年オフにレーシック手術を受け、視力2・0を獲得。術前の視力は1・5で「それで手術を受ける人はほとんどいない。本当に受けるんですか」と担当医は仰天。動体視力も優れ、パチスロの全絵柄が見えた。

◆中日勝野 19年新人自主トレで視覚機能検査に根尾らとともに参加。「ランニングのとき落としたかも」と右目のコンタクトレンズをなくしたままで、成績は他の新人らに劣らない結果。「勝野君は大物になるね」と担当者を驚かせた。