昨季新人王の広島栗林良吏投手(25)が無敗&セーブ成功率100%を誓った。30日、今年初めてマツダスタジアムに来訪。今年初のブルペン入りしたほか、2月1日から始まる春季キャンプに向けて荷物の整理などを行った。

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昨季は15年山崎康(DeNA)に並んで新人最多の37セーブを挙げ、セーブ失敗はゼロ。防御率0・86と圧倒的な数字で1年目を終えた。「(今年も)セーブシチュエーションでセーブをしっかりしたい」。昨季成功率10割を誇ったセーブ成功率を、今季も継続させる。さらに「負けもゼロでいきたい」と新たな目標を加えた。昨季の敗戦はわずかに「1」。同点からマウンドに上がり、サヨナラを許した試合だった。「同点だったら同点のまま終われるようにいきたい」。“失敗しない男”は本気で無敗を狙っている。

「今年は回またぎとか連投もあると思う。そういうのを想定しながら実践に近いかたちでブルペンに入れたら」。延長12回まで行われる方針の今季に合わせ、ブルペンでの球数を増やすなどしてキャンプで調整を進めていく。「2年目のジンクスという言葉がどんどん出てくると思う。そうやって言われないように開幕からしっかり結果を残していきたい」。盤石の守護神は2年目もチームに数多くの勝利をもたらす。【前山慎治】