日本ハム新庄剛志監督(50)が2日、名護キャンプで初めて1軍を指導し、いきなりBIGBOSS流の練習を導入した。キャッチボールの後、三塁ファウルゾーンに脚立2台を設置。地上から約3メートルの高さにあるフラフープの中にボールを通し、左翼ファウルゾーンに立てたバットを狙う、肩の強さを測るテスト。昨年11月の秋季キャンプではワゴン車の屋根によじ登り、水平に構えた棒より低い送球で遠投の能力を推し量った。

このときは「どれだけ強いスピードで、遠くに投げられるか。真っすぐ、低い球で(投げられて)も距離が出ないなら、足の運びや体の使い方を教えていけばいい」と話していたが、今回はそれにプラスして制球力も求めたようだ。選手たちが次々と挑戦する中、一発でクリアした郡や五十幡に対し、新庄監督は満足げに両手で丸のポーズをつくった。