広島ドラフト6位末包昇大(すえかね・しょうた)外野手(25=大阪ガス)に待望の「第1号」が飛び出した。

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0-0の5回2死一塁、この回からマウンドに上がった戸田の内角球をとらえた。やや窮屈にスイングしたが、白球は左翼フェンスのはるか上を越え、左翼防球ネットに突き刺さった。先制2ランで広島入団“第1号”を記録した。

以前から「ホームランを打ちたいが、狙いすぎて悪い部分が出ると本末転倒」と語っており、この1発も大振りせずに内からバットをコンパクトに出した結果だった。紅白戦も含めて7試合すべてで4番に座る、ポスト鈴木誠候補の新戦力がパワーを見せつけた。

▼ルーキー末包が先制2ラン。昨年はオープン戦で3人の新人が本塁打を記録し、佐藤輝(阪神)は3月5日のチーム初戦で1号を打ったが、広島の新人がチーム初戦に1発は15年2月21日野間以来になる。末包は「4番一塁」で先発。オープン戦で本塁打を放った新人4番は14年3月22、23日井上(ロッテ)以来となり、チーム初戦で新人4番の1発は、06年2月25日松田(ソフトバンク)以来、16年ぶり。14年井上は公式戦の開幕で4番を務めたが、末包はどうなるか。