DeNA東克樹投手が、25日の広島戦(横浜スタジアム)の開幕投手に決まった。9日の西武とのオープン戦の試合前練習で三浦監督から「開幕、お前に任せたぞ」と初の大役に指名。この日の全体練習前に取材に応じ「まさか自分がというのは正直ありますが、任された以上は役割を果たして、チームに勢いをつけられるように」と決意を込めた。

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11日の楽天戦で先発予定だが、ここまでオープン戦は1試合で2回を無失点。大貫ら開幕候補に挙がった他の投手と比べれば、実戦は少ないが、春季キャンプのブルペンで残した強烈なインパクトが全てだった。スピンの利いた直球、落差のあるチェンジアップ、抜群の制球力を披露。三浦監督に「ゲームもそうですけど、ブルペンの投球を見て決めた」と言わしめた。

スローガン「横浜反撃」とも重なる。20年2月に左肘のトミー・ジョン手術を受け、昨年9月に1軍復帰。792日ぶりの勝利を挙げ、今季は完全復活が期待される。「しっかりと先頭に立って、結果で示していけたら」と自覚十分。三浦監督からは「東個人もそうですし、チームとしても反撃の年にする」と号令がかかった。【久保賢吾】