阪神藤浪晋太郎投手(27)が5回を6奪三振2四球の無安打無失点と快投し、有力視される開幕2戦目・3月26日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)の先発マウンドへ万全をアピールした。

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立ち上がりは150キロ中盤の直球で押し続けた。投球が安定すると、今度は球種を増やして的を外し続けた。1回と4回にフルカウントから先頭打者を歩かせたが、大崩れはしない。最速156キロの直球にカットボール、スライダー、フォーク、そしてカーブも交えて小気味よくアウトを積み重ねた。

1回は無死二塁から2番根尾を144キロフォークで空振り三振に仕留め、3番平田もスライダーで空振り三振に。大阪桐蔭の後輩と先輩から2者連続三振を奪い、甲子園を沸かせた。4番ビシエドは併殺打を含む内野ゴロ2本に封じ、ドラフト2位の5番鵜飼を5球連続変化球で空振り三振に仕留める場面もあった。

前回5日楽天戦は4回5失点。「結果を出すことが一番」との宣言通り、内容と結果を両立させた。