DeNA大貫晋一投手がシーズンに向け、強靱(きょうじん)な精神力を身に付ける。

【関連記事】DeNAニュース一覧

1点リードの2回1死。楽天小郷への初球が抜けた後、球審にタイムをかけられた。相手打者からの指摘を受け「ロジンで手元がモヤッとして見づらいんで拭くとか、払うとか、少しにしてくれ」と言われ、直後の2球目に右翼席へたたき込まれた。「自分の弱さ。予期せぬ事態になっても気持ちをもう1回入れ直して、自分のピッチングができないと」と反省した。

ロジンで思い起こされるのは、昨夏の東京五輪。日本ハム伊藤が韓国戦で同じような指摘を受けた後、再びロジンを手にした「追いロジン」が注目された。大貫もそのシーンを思い返しながら「相当、気持ち強いなと。僕は(追いロジンを)できなかった。あれくらい強靱な精神力をつけたいです」と言った。この日は5回3失点でゲームメーク。先発が濃厚な開幕2戦目に向け、メンタルとともに細部を詰めていく。【久保賢吾】

▽DeNAオースティン(6回に楽天岸からオープン戦1号ソロ) いいスイングができたと思うし、いい投手に対して、こういう結果が出たことはよかった。