東京6大学野球・慶大の新入生で、元広島の前田智徳氏(50)の次男・晃宏投手(慶応)が14日、大学4年間での目標を「先輩の橋本達弥さん(3年=長田)ような、終盤のピンチを救えるような投手になりたいです」と意気込んだ。

高校時代の最速は143キロ。変化球はスライダーやチェンジアップを得意としている。自身の投球スタイルを「自信があるのは制球力と総合的な安定感。フィールディングやけん制など、まんべんなく伸ばしてきました。大学では相手の打者のバットを折る球を投げたいです」と力を込めた。

2月下旬からチームに合流。当面は昨夏の大会前に故障した右膝と右肩の回復を目標としている。現在はランニングなどのトレーニングを中心に、少しずつ投球練習も再開。この日の練習ではトレーニングのかたわら、投手ながら打撃練習にも取り組む予定だ。

また昨夏甲子園出場の外丸東真投手(前橋育英)も、2月下旬からチームに合流。高校時代の最速144キロと、直球に自信を持つ右腕だ。4年間の目標を「神宮で投げたいというのが一番。そのためにも日々を積み重ねていきたいです。ヤクルトの木沢投手のようなエースとして活躍出来るようになれれば」と意気込んだ。

堀井哲也監督(60)は「心技体が出来上がってからですよね。個人差はあると思うので、見極めていければ。外丸はウチでは数少ない甲子園経験者なので、チームにどんどん落としていって欲しいなと思います」と話した。