日本ハム清宮幸太郎内野手(22)が517日ぶりに1軍公式戦で本塁打を放った。9回1死無走者の場面で、右翼席へ今季1号ソロを放った。「いやもう、打った瞬間、いったと思いました」と、手応え十分の放物線は、昨オフの自主トレで弟子入りしたソフトバンク柳田悠岐外野手(33)の頭上を越えていった。

【写真たっぷり詳細ライブ】26日のソフトバンク-日本ハム戦

その柳田に、試合中に勇気づけられていた。「ギータさん(柳田)にも『状態良さそうだから自信持っていけ』と言われていたので、自信を持って打席に入りました」。言われたのは「(守備をしていた)一塁で」。5回に中前打で出塁した柳田からエールを受け、会心の打球で応えた。

4回には右翼ポール上空を越える大飛球がファウル判定となり、新庄剛志監督(50)が初リクエストも判定は覆らず。BIGBOSSも頭を抱えて悔しがったが、今季初スタメンを「4番一塁」で送り出してくれた指揮官の期待に応えた。

4年目の昨季はイースタン・リーグで19本塁打を放ち、西武渡部と並んで同リーグ本塁打王に輝いたが、1軍昇格は果たせず、初めて公式戦での出場がなかった。1軍での本塁打は3年目の20年10月25日楽天戦(楽天生命パーク)以来。この日は2年ぶりの1軍公式戦の出場で、通算22本目のアーチとなった。

▼4番に座った日本ハム清宮が9回に今季1号を放った。打順別の本塁打は4番で3本、5番で2本、6番で11本、7番で3本、8番で2本、途中出場で2本。月別では3月1本、5月2本、6月1本、7月3本、8月7本、9月6本、10月2本で3月は初めて。開幕2試合目、4打席目での本塁打はプロ5年目で自身最速となった。