巨人ドラフト1位の新守護神・大勢投手(22)がプロ野球新記録となるデビューから6試合連続セーブを挙げた。

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2点リードの9回に登板。だが制球が荒れ、連続四球などで1死二、三塁から糸井に中前適時打で1点を返された。4番佐藤輝の場面で二盗も決められ、二、三塁と一打逆転の局面。150キロ台の直球を連発し、最後は154キロを内角高めに投げきって遊直にねじ伏せた。さらに三塁走者の近本が飛び出して併殺プレーとなり、ピンチを切り抜けた。

「消極的になってしまう走者の出し方だった。スイッチを入れてマウンドに上がっている以上、攻めるしかない」。強いハートで86年の巨人サンチェの5試合連続を上回り、球史に名を残した。2試合連続で失点し、防御率4・50とプロのレベルも体感している。「勉強できるのはうれしいこと。今日は四球で自分らしくなかった。任せてもらっている以上、自分のプレースタイルでいろんな人を魅了したい」と心に刻んだ。