ドラフト2位の佐藤隼輔投手(22)は2度目の先発でプロの洗礼を浴びた。3回を6安打3四死球5失点で降板した。4回から十亀にマウンドを譲った。

投げ合ったのは楽天田中将。「なかなか点の取れない投手だと思っていましたので、自分もなるべく点を与えないように」との思いだった。しかし初回。2死満塁から、鈴木に146キロ直球を捉えられ、右越え2点適時二塁打を浴びた。3回にも、1死一、二塁から再び鈴木に今度はスライダーを中前に運ばれるタイムリーを許した。味方の失策も絡み、3失点を喫した。

球数は77球。際どいボール球は見極められ、難しいストライクの球はファウルで逃げられた。「初回に先制点を取られてしまい、その後も何とか粘らなければと思って投げたのですが、結果としてはうまくいかなかったです」と振り返った。「球の走り自体も悪くなかった」と感じていたという。ただ、抑えることはできなかった。「ゾーンに、ゾーンにと球を集めすぎてしまいました」と反省していた。

先月29日の日本ハム戦では初先発、初登板で5回無失点と好投し、プロ初勝利を飾っていた。2連勝を目指した登板は、課題の残る結果となった。