日本ハム清宮幸太郎内野手(22)が、前夜の悔しさを払拭(ふっしょく)する1発を放った。

1点リードの4回の先頭、フルカウントからの6球目、本前の直球系142キロをすくい上げて右越え2号ソロ。開幕2戦目の3月26日ソフトバンク戦以来のアーチを架けた。

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開口一番に「昨日の分です」。前夜の同戦で、7回1死満塁から代打で登場。3ボールから「打て」のサインが出たが、見逃して捕邪飛に倒れていた。この日の試合前練習でも、頭をかきながらBIGBOSSと話す姿があった。

ロッテは7回に反攻する。ここまで2安打無得点に抑えられていた加藤から、2死二、三塁の好機をつくった。2番手杉浦の立ち上がりが不安定なところを突き、暴投と右前適時打で同点とした。

日本ハムは8回から堀、北山とつなぎ無失点。9回は無死一、三塁から宇佐見真吾の打球が左翼線に落ち、サヨナラ勝利。

ビッグボスは今季2勝目を初のサヨナラで飾った。