阪神がまたもや負のデータを刻んだ。広島に完敗し、両リーグ最速の借金10となった。13試合消化時点での2ケタ借金はセ・リーグでは初の屈辱。苦手とする森下を攻略できず、4番佐藤輝明内野手(23)の2号ソロによる1点のみ。その佐藤輝も守備で2度のミスを犯し、乗れないチームを象徴した。

▼13試合を消化した時点で2桁借金に到達したことがあるのは、2リーグ後では開幕12連敗後1勝の55年トンボ、2分けはさんで11連敗の79年西武、11連敗後2連勝した02年ロッテ、10連敗後3連勝した61年阪急に次いで5度目。セ・リーグの球団では初めて。過去4チームのうちロッテは4位、阪急は5位、トンボと西武は最下位に沈んだ。なお、13試合目で2桁借金があるのは55年トンボ、79年西武のみ。