ロッテ佐々木朗希投手(20)が歴史的な奪三振ショーを展開した。初回から5回にかけ13者連続三振を奪い、64年ぶりに日本記録を更新した。
初回2死、吉田正から148キロフォークで空振り三振を奪うと、2回はラベロ、福田、西村を3者連続。さらに3回も紅林、福永、宜保から空振り三振を奪い、4回も後藤、バレラを斬って取ると、再び吉田正から空振り三振を奪った。
スタンドがさらなる奪三振を期待する中、快進撃は続く。5回もラベロを見逃し、福田を空振り、そして西村を見逃し三振に仕留めた。6回先頭の紅林が中飛に倒れるまで、13個の「K」を並べた。この間、自己最速の164キロも2度マークした。
<佐々木朗希の奪三振>
(1)1回2死 吉田正 0-2から148キロフォーク空振り
(2)2回無死 ラベロ 1-2から145キロフォーク空振り
(3)2回1死 福田 2-2から146キロフォーク空振り
(4)2回2死 西村 1-2から149キロフォーク空振り
(5)3回無死 紅林 1-2から148キロフォーク空振り
(6)3回1死 福永 0-2から146キロフォーク空振り
(7)3回2死 宜保 1-2から164キロ直球空振り
(8)4回無死 後藤 2-2から147キロフォーク空振り
(9)4回1死 バレラ 1-2から163キロ直球見逃し
(10)4回2死 吉田正 0-2から149キロフォーク空振り 日本新10連続
(11)5回無死 ラベロ 1-2から1-2から147キロフォーク空振り
(12)5回1死 福田 2-2から149キロフォーク空振り
(13)5回2死 西村 0-2から163キロ直球見逃し
6回無死 紅林 初球を中飛
これまでの記録は57年梶本隆夫(阪急)、58年土橋正幸(東映)が樹立した「9」だった。
メジャーでも70年のトム・シーバー(メッツ)ら過去4人が記録している「10」が最多。