青学大がバッテリーの奮闘で駒大を下し、連敗を2で止めた。

先発左腕・児玉悠紀投手(2年=日大三)が、8回1/3を8安打7奪三振の無失点。「直球で押せたのが一番良かったです」と、冷静に喜んだ。140キロ台で外角いっぱいに収めた直球、内を突くスライダーを組み合わせ、駒大打線を封じた。

好投をアシストしたのが、青木颯汰捕手(3年=聖望学園)だ。大学初の公式戦スタメンながら、好リードで勝利に導いた。児玉は「テンポよく投げさせてくれます。(サインの)意思疎通が取れるんです」と、相性の良さを明かした。安藤寧則監督(44)も「児玉の頑張りはもちろんですが、青木とのコンビネーションですよね」と、両者をたたえた。起用の理由は「今日は『人』で攻めたかった。青木の特徴はリズムや投手の能力を引き出してくれるところ。自信を持って送り出しました」と話した。

これで駒大とは1勝1敗のタイ。勝ち点がかかった21日の第3戦に向け、安藤監督は「明日が一番大事です」と力を込めた。