オリックスが延長11回、紅林弘太郎内野手(20)の左前打で今季初のサヨナラ勝ちを収めた。

大きかったのは土壇場の粘りだ。0-2で迎えた9回。それまでソフトバンク千賀にわずか2安打に抑えられていた打線が意地を見せた。

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先頭野口の遊撃内野安打と福田の中前打で無死一、二塁。西野が犠打、紅林が四球で1死満塁とすると、4番の吉田正尚外野手(28)が千賀の155キロをとらえ、しぶとく一、二塁間を抜いて2人を迎え入れた。

「チームみんなでつないできたチャンスでしたし、なんとかいいところを抜けてくれてよかったです」

今季8度目の4番を務めた主砲の一振りで延長戦に持ち込んだ。

中嶋聡監督(53)は「どこまで打たんのかなって思ってたけど、最後(9回に)打ちましたね。よかったです。野口がしっかり出てくれたのが大きかったですよね。(西野も)きっちり決めてくれて、後ろのバッターがきっちり打ってくれる、理想的といえば理想的でしたね。(投手陣も)よく頑張りました。再三のピンチを抑えたから流れが来た。投手陣には本当に感謝ですね」と粘り腰をたたえた。

6回2失点の先発田嶋から比嘉、村西、阿部、平野佳、ビドルが無失点リレー。投手陣の踏ん張りも勝因に挙げた。【柏原誠】

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