慶大が、逆転勝ちで先勝した。立大戦は1分けをはさんで12連勝となった。

2点を追う8回1死一、二塁で広瀬隆太内野手(3年=慶応)が、立大2番手・島田直哉投手(4年=龍谷大平安)の高め直球をとらえてバックスクリーン左に飛び込む逆転の3ランを放ち、ガッツポーズをしながらダイヤモンドを1周した。

今季2号3ランで「(打球が)上がりすぎたので、センターフライかなと思った。なんとか入ってよかったです。なんとか投手を援護したいと思っていた。明日につながる逆転勝利だと思う」と喜んだ。

先発の増居翔太投手(4年=彦根東)は、3度の満塁を無失点に抑えるなど粘り、6回1失点と試合をつくった。2番手の渡部淳一投手(4年=慶応)が2回1失点で今季初勝利、通算4勝目を挙げた。堀井哲也監督(60)は「(立大の)強力打線で、増居と渡部がよく我慢してくれた。それが、広瀬のホームランにつながったと思う」と投手陣をたたえた。