阪神は今季7度目の完封負けを喫し、今季セ・リーグ単独最長となる7連勝を逃した。甲子園今季最多4万2483人の観衆が駆けつけた一戦で完敗。借金は再び11に膨らんだ。

「ゴールデンウイーク こどもまつり」3連戦の初戦。「KIDSユニホーム」をプレゼントされた子供の姿も目立つ中、序盤から劣勢を強いられた。防御率1点台の先発西勇輝投手(31)が1回2死一塁、4番村上に先制の左越え2ランを献上。2回は左翼先発した高山俊外野手(29)の失策から1死三塁のピンチを招くと、8番長岡に三塁後方にタイムリーを落とされ、3点目を失った。

打線はヤクルト先発の小川に苦戦。3月25日開幕戦では3回で11安打4得点と打ち込んだが、この日は緩急巧みな投球に的を絞らせてもらえなかった。6回1死二、三塁の好機でも2番中野拓夢内野手(25)が中飛、3番佐藤輝明内野手(23)が三邪飛で無得点。単打のみの6安打で小川に完封勝利を許した。

西勇は中盤以降は立ち直ったが、8回3失点で今季2敗目(2勝)。5月の反抗へ、小休止のゲームとなった。