7年目の今季から、投手だけでなく野手にも挑戦している日本ハム上原健太投手(28)が、24日から始まる交流戦期間中に、投打二刀流の本格的なテストを受けることになった。

新庄剛志監督(50)が「交流戦でちょっと見たいなと思って」と明らかにし「先発でしっかり、打つ方と投げる方を。そこからが、二刀流のスタートかなと」と、まずは、投手も打席に立つセ.リーグ主催試合で起用する方針。交流戦で結果を残せば、リーグ戦再開後には、17年大谷(現エンゼルス)以来となるDH解除での投打同時出場が実現しそうだ。

上原は今季、4月1日に、まずは投手として1軍に昇格。左の中継ぎとして13試合に登板し、15回1/3を15安打4失点で防御率2.35、1ホールドを挙げている。2軍戦では外野手として実戦を積んでいるが、投打同時出場の経験は、まだない。12日には、本格的な二刀流テストへ向けた調整のために、いったん出場登録を外れた。

今季、セ本拠地での交流戦は神宮、マツダスタジアム、甲子園の3カ所で計9試合を予定している。広陵(広島)から明大へ進んだ上原にとっては、縁のある球場ばかり。BIGBOSSは「パンチ力はあるから、あとは打つだけでなく小技とかエンドランを…。(投手として)もし抑えて、そこから(打席では)ガーンガーンと放り込んだりタイムリーを打ってくれたら、今度はDHで使ってみたい」と、具体的に動き始めた二刀流計画に、期待を膨らませた。【中島宙恵】

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