熱男が南国沖縄を沸かせた。ソフトバンク松田宣浩内野手(39)が10試合ぶりのスタメン出場で、2年目の07年から16年連続盗塁を決めた。「8番三塁」で先発出場し、2回1死の第1打席で四球。次打者、甲斐の打席で二盗に成功した。17日に39歳を迎えたベテランの激走に、球場からは大きな拍手が送られた。

西武の先発左腕、隅田には4月9日の対戦で2安打を放った。相性の良さを買われ、藤本監督は松田のスタメンを決断。「久しぶりの出場やけど、マッチ(松田)はいい緊張感を持ってやってくれる。世代交代と言われているけど、ベテランも中堅も若手も交えてやらないと。マッチは1年間必要です」。指揮官は厚い信頼を寄せている。

打席に立つのは、4日のオリックス戦以来。その間もベンチでは変わらずムードメーカーだった。主将の柳田が「尊敬してます」と話すのも、うなずける。

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