17日の同カードで顔面に死球を受けて鼻骨骨折を負った日本ハム野村佑希内野手(21)が「4番三塁」でスタメン出場し、2安打1打点3得点と勝利に貢献した。

新庄剛志監督(50)は「めちゃくちゃデカいボールが来たようなイメージが残るから、バッターって。踏み込めなくなってくるから。ちょっと時間を置くより、1打席でも立っておいた方が恐怖心は(なくなる)」とスタメン起用の意図を説明していたが、指揮官の思いに応える結果を残した。試合後の主な一問一答は以下の通り。

 

-鼻骨骨折の影響は? 痛みはまだあるか?

野村 いや、プレー中は特に大丈夫です。

-4回の第2打席で中前打

野村 1打席目で(ワゲスパックのボールを)見て、球がよかったので、タイミングをしっかり取ってからいいスイングができて、それがいい結果につながったのでよかった。

-7回の中前適時打は内角寄りのボールを捉えた

野村 後ろ(の打順)にマンチュウ(万波)もいたし、三振だけはしないように、というイメージでいって、いいところに転がっていった。いい打席だったかなと思います。

-試合前に新庄監督が、恐怖心が残らないか心配していた。打席でどうだったか?

野村 もちろん、怖さというか、やっぱり踏み込みにくいのはありましたけど、まあ相手もプロなので、ある程度信用していきました。そんな何回も抜けるようなこともないと思いますし、そういうところは信用というか、自分の中で割り切ってやっていました。

-鼻を骨折しながら三塁で4番で使ってもらったことについて

野村 デッドボールが当たっただけなので、それで打順がどうとかっていうのは、結果に対してのあれだと思うので、そういうところは自分ができる限りは何とか試合に出てつかみ取らないといけないなと思いますし、今こうやって3、4、5(番)を固定で使ってくれているので、そこはしっかりいいアピールというか、凡打でもヒットでもいい打席をアピールして、なんとか場所をつかみ取れるようにしたいと思っているので。ケガしたのに使ってくれてうれしいとかっていうよりは、しっかり今日またアピールできたので、そこに関しての喜びはあります。

-試合前に新庄監督から大丈夫かと聞かれたりはした?

野村 その前に僕が大丈夫だってトレーナーにも言っていましたし、ある程度、話は通っていた。試合前にバッティング練習で少し確認して、逆にそんなに心配していないのも僕的にはやりやすいですし、いいメンタル状態で試合に出させてもらったかなと思います。

-痛み止めは飲んでいた?

野村 (前夜に)寝る前は飲みましたけど。

-やはり、痛かった?

野村 いや、痛くなるだろうっていうので、飲んでおいた方がいいんじゃないってことで飲みましたけど、特に我慢できないほどの痛みはないです。

-清宮、万波と3人で打点を挙げた

野村 全員で打点を挙げて勝てるのが一番いいと思いますし、クリーンアップが打っていれば、こうやって点もたくさん入りますし、もし誰かが打てなくても誰かしらカバーできれば、いいピッチャー相手でもいいゲームが多くなってくると思う。3人で切磋琢磨(せっさたくま)しながら、同時にチームに対しての貢献度も上げていけたら。