日本ハムは21日、18年9月の北海道胆振東部地震で被災した厚真町の復興を後押しするため、同町が実施している「田んぼのオーナー」制度を活用した「ふぁい田!ATSUMAプロジェクト」の4期目を始動した。

応募があった家族22組と球団職員の谷口雄也氏、マスコットの「B・B」ら約100人が参加。北海道を代表する高品質米「ななつぼし」の田植えを行った。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、このプロジェクトで田植えを実施するのは3年ぶり。秋の豊作を願って子どもたちが水田に向かって「ふぁい田!厚真!」と声をそろえてボールを投げ込み、作業をスタートした。7、8センチほどに成長した苗を、腰を曲げながら等間隔に手植えをした。19年の第1期以来、稲の生育管理を委託されている農家の高橋宥悦さんは「3年ぶりの田植えを皆さんが楽しそうに取り組んでくれて、こちらの方がうれしくなります」と目を細め、作業を見守った。

小学校以来の田植えを終えた谷口氏は「選手時代になかなかできなかったことですし、少しずつファンの皆さんと一緒に活動できるようになって、今日は楽しかったです。チームを応援する気持ちと同じように、収穫したお米が食卓に並ぶことを想像しながら苗の成長を温かく見守ってもらえたら」と話した。

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