「ヤングスワローズ」で首位奪還!! ヤクルトが若手野手陣の奮闘で粘るDeNAを下した。高卒3年目の8番長岡秀樹内野手(20)が、プロ2号となる2号2ランと1犠打をマークすれば、同2年目の7番内山壮真捕手(19)がプロ初の猛打賞の活躍。敗れた巨人に代わり、1日でゲーム差なしの首位に返り咲いた。

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長岡が持ち味の「積極性」を貫いた。2点リードの2回無死二塁、DeNA上茶谷の初球、低め138キロカットボールを完璧に捉え、弾丸ライナーで右翼ポール際に突き刺した。6日巨人戦(東京ドーム)のプロ1号以来となる快音に「追い込まれる前に勝負をかけようと思っていました。積極的に打つことが出来ました」と振り返った。

今季は初の開幕1軍入りを果たし、遊撃の定位置を獲得。開幕戦から4安打の活躍で3月は打率3割4分8厘と好発進も、4月は1割7分7厘と低調。「最初は自分から仕掛けてたんですけど、相手も分かってるので。振らせてくれなかったりして、バットも出てこなかった」と振り返る。ここまで全43試合に先発出場で四球は2つだけ。積極性を逆手に取った攻め方をされても「やっぱり最近は自分のスタイルを変えずにやろうとやっています」と覚悟を決めた。5月はここまで57打数15安打の打率2割6分3厘と復調の兆しを見せている。

長岡の1発を呼んだのも「ヤングスワローズ」だ。2回無死、2年ぶりにスタメン出場の川端が初球を中前打とすると、続く内山壮が「待っていた球ではなかったですが、うまく反応してコンパクトに打つことが出来ました」と上茶谷のシュートを適時二塁打とした。この回の集中打には高津監督も「川端から6、7、8と、『ヤングスワローズ』と僕は思っていた。川端も含めて、すごくいいつなぎ。若々しさというか思い切りの良さが出た」と納得の表情。フレッシュな気持ちで臨んだ34歳のベテランにも好影響をもたらしたようだ。

「体力的な面は疲れはないんですけど。打った、エラーしたと、こっち(メンタル)の疲れはあります」という長岡。首位チームのレギュラーとして、これからも心身ともたくましく成長していく。【鈴木正章】

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